林酒造場さんから昨年発売された”三日月姫の涙”
パッケージ裏面のストーリーを書かせていただきました。
三日月姫は、実在した相良藩13代当主夫人・龍子がモデルです。
この方、16歳で豊臣秀吉の側近になったり、最初の夫を加藤清正に殺されたり、晩年は徳川家の人質になったりと戦国武将との関係が深くて驚きました。大河の主人公になってもいいんじゃないかと思うほど。
パッケージが素敵で、春夏秋冬バージョンがあります。ボトルにはチャーム付いてて可愛いです。
illustration/芹川 尚子(crane・design・office)
三日月姫の生涯がちょっと面白いので載せます
三日月姫に見立てた主人公は、 相良藩13代当主・長毎の夫人、龍子。 数奇な運命を辿ったお姫様です。 筑前・秋月種実の娘として生まれ、 16歳で豊臣秀吉の側近に。 その後宇都宮家に嫁ぎますが、 夫・朝房は反乱の中、 加藤清正に殺されてしまいます。 それから11年後、相良家に嫁ぎ、 三日月城とも呼ばれた人吉城で 二男二女を産み、 龍子にとって最も幸せな時を過ごしました。 晩年、徳川幕府の命により 人質として江戸表に住まうことになり、 ほどなくして永眠。 波乱に満ちた生涯を閉じました。 ※龍子の生涯に関して諸説あり